ビタミンK

けがや内出血をしたときに血を止める働きがあることから、『止血のビタミン』とも呼ばれています。さらに、丈夫な骨造りにも貢献しています。

ビタミンKは何に効くの?

  • 血を固める

ビタミンKの由来は、オランダ語で「凝固」の意味の”Koagulations”の頭文字からきています。1929年に血液を正常に凝固させる研究をしている時に発見されました。出血したときに、血液を固めるときに必要なプロトロンビンという物質を作るのに必要不可欠なビタミンです。また反対に、血管内で血液が固まらないようにして、サラサラな血液にする働きもあります。

  • 骨を丈夫にする

骨を丈夫に保つ働きもあるビタミンK。カルシウムが骨に沈着するときに必要なたんぱく質を活性化させます。また、コラーゲンとカルシウムを結びつけ、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きもあります。このため、骨粗鬆症の治療や予防にも使用されています。

ビタミンKを多く含む食品

ビタミンKには、K1~K7の7種類があります。ビタミンK1は植物の葉緑体で作られるため色の濃い緑黄色野菜に多く含まれます。ビタミンK2は微生物と腸内細菌が作り出すため発酵食品に多く含まれています。脂溶性で熱にも比較的強いので、油と一緒に炒める調理法がオススメです。

納豆・野菜(1食当りの目安量)
納豆(50g) 435μg
おかひじき(50g)  155μg
あしたば(50g)  250μg
 春菊 2株(60g)  150μg
 つるむらさき(50g)  175μg
 ほうれん草 1/2束 (50g)  135μg
かぶの葉 (50g)  170μg
大根の葉(50g)  135μg

(参考:中村丁次監修「栄養の基本がわかる図解辞典」成美堂出版)

ビタミンKが不足すると??

ビタミンKは、ビタミンK2として腸内でも作られているので、不足する心配はいりません。もし、不足すると、血が止まりにくくなってしまいます。また肝臓病で胆汁の分泌が悪いくなり、吸収が下がったり、抗生物質を長期間服用し、腸内で作られるビタミンKが減るので欠乏しやすくなります。また、1歳未満の乳児は、腸内でビタミンK2が作られないため、頭蓋内出血を起こすことがあります。

ピックアップ

日本の産科医療機関では、乳児が欠乏症にならないために生後数日でビタミンK2のシロップを飲ませています。

 

 

関連記事

ピックアップ記事

記事の編集ページから「ピックアップ記事」を選択してください。

ページ上部へ戻る